楽天グループは7月30日、**エージェント型チャットAI「Rakuten AI」**の提供を開始しました。これは、単なるAIアシスタントにとどまらず、ユーザーの行動を代理し、楽天の多様なサービスを横断して最適なサポートを提供する未来志向のAIです。
まずは、楽天モバイル契約者向けのメッセージアプリ**「Rakuten Link」のiOS版**と、専用Webサイトのベータ版から利用を開始できます。Android版Rakuten Linkでの提供も近日中に予定されています。
「Rakuten AI」の主な機能と将来像
Rakuten AIの最大の特長は、楽天の主要サービスを横断してタスクを連携・調整し、ユーザー一人ひとりに最適化されたサポートを目指す点です。
現在の機能:
- 楽天サービス横断AI検索・レコメンド: 「楽天市場」「楽天ラクマ」「楽天ブックス」「Rakuten Fashion」などのサービスで、AIによる検索や商品推薦が可能です。
- 例: 「86歳のおじいちゃんへのお土産。暑くて食欲が落ちていそうなので、ツルっと食べやすい麺類がいいかも」と入力すると、楽天市場のギフトセットから条件に合った商品を提案してくれます。

専用Webサイト版の追加機能:
- Web上のAI検索、画像生成、翻訳、コーディング支援など、汎用的なAI機能も利用できます。
- 楽天IDでログインすれば、これらの機能を制限なく利用可能です(IDなしの場合は利用回数に上限があります)。
将来の展望:
- 将来的には、ユーザーの行動を代理するエージェント機能を搭載し、各サービスへのゲートウェイとしての活用を目指しています。

AIモデルと今後の展開
Rakuten AIには、楽天が独自に開発したAIモデルに加え、複数の他社AIモデルも活用されているとのことですが、その詳細は現時点では非公開です。
今回の「Rakuten AI」は、2024年11月からRakuten Linkで提供されていた「Rakuten AIアシスタント」の本格的な進化版と位置づけられています。
2025年秋には、楽天市場へのRakuten AI搭載が予定されており、その後も他の楽天サービスへ順次導入されていく見込みです。楽天AIが私たちの日常生活と楽天サービスとの接点をどのように変えていくのか、今後の展開に注目が集まります。